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第37回“どんぐりカフェ”が開催されました

2020.02.25荏田南地区

『どんぐりカフェ』令和2年2月の実施報告

【件名】『どんぐりカフェ』第37回
【日時】令和2年2月18日(第三火曜日)13時半~15時半
【会場】荏田南三丁目自治会館
【出席】11名
【幹事】佐藤 寛(代表)

当カフェは「ほほえみ交流カフェ」のサテライトとして荏田南地区の西側(荏田南二丁目、三丁目)をカバーする“都筑区内で8番目に設置された、区内最小のカフェ”です。

おかげさまで満3年が経過しました。
【今月のプログラム】
1)日赤指導員による健康生活支援講習(短期)大場慶子さん
「災害が起こったときにあなたが支援できること」
2)「転倒&寝たきり防止、認知症予防の体操」荒堀ひろ子さん

【今月の進行】
●今日こそ、今日は何人来てくださるだろうかと不安でした。今回は硬いテーマですし、世間は新型コロナウィルス対策で集会を控える機運です。はたして参加者の最小記録を更新してしまいました。
認知症の方は避難所に行っても生活は困難が予想されます。といって当地区指定の福祉避難所は手狭まです。避難所での必要な知識は平素から得ておくことが必要です。

●今日の講師の大場さんは町内のグループホームの管理マネージャーです。日赤の5つの講習会のうち3つの指導者資格を得ています。またアマチュア無線や和装着付けの資格も獲得しています。
講座はテキスト『災害が起こったときにあなたが支援できること』を見ながら質問から始まりました。「避難所に行ったときにどこに席をとりますか? 多くの方は壁際に寄りたがります。でもそれは間違っています」「壁際は目の不自由な方の通路として必要です。さらに係員の通路や運搬路にもなります」。巧みな導入です。
「自助、共助、公助の3つがあると言われています。でも広域被害の場合、公助はなかなか来ません。ですから、なんといっても自助です。あるものを活用できる準備を整えておくことが欠かせません。100円均一のお店で売っているホイッスル、小型カッターナイフ、小型LED懐中電灯などをいつも鞄やポケットに入れておくことが必要です」。
テキストのページを繰りながら話は進みます。「脱水症状を防ぐにはお茶を選んでください。お茶にはカテキンの消毒作用があります。口のなかは細菌だらけです。甘い飲み物は飲み残しておくと細菌が繁殖しやすくなります。歯磨きティッシュも有効です」。
「高齢者は食べ物を残しておきがちですが、食中毒は1年を通して発生します」。
「靴は必ず履いて避難するようにします。私もボランティアに行くときは必ず安全靴を履いていきました。ワークマンには踏み抜き防止のための中敷きも売っています」。
●後半は実習とデモンストレーションです。
5つの実習を行いました。写真をご覧ください。
(1)広告紙を理容してのハコ作り。鼻をかんだあとの紙をいれたり、ゴミを捨てるのに便利です。
(2)毛布やタオルケットを利用してのガウンふう着付け。ネクタイなど紐状のものを帯に応用します。
(3)毛布の畳み方。1回の動作で4ツ折りしました。
(4)ホットタオルの作り方。ビニル袋と120CCのお湯で作れます。避難所では水もお湯も潤沢ではありません。
(5)足湯のしかた。段ボール箱に45・ゴミ袋を敷いて、そこにお湯をいれて足湯をします。災害に備えて、各種の大きさのビニル袋やラップは必需品です。
たいへんわかりやすく明るく楽しい講座となりました。内容は日赤指定のものであっても進行はリーダーの人柄が大きく滲み出ます。今後とも継続的にお伺いしたい講座でした。
さらに質問に答えて、ロングライフ食品はホームセンターのほうが揃っている。水を運ぶのにビニル袋を段ボールにいれると荷姿が安定する・・などさまざまな智慧を学びました。

毎月火曜日 13時半~15時半。荏田南三丁目自治会館。参加費200円。
多くのお越しをお待ちしています。

【次回予告】
3月は、『新型コロナウイルス』の感染拡大防止のため、どんぐりカフェはお休みです。
今後も『新型コロナウイルス』の流行状況によっては、予告なく急に中止することがあります。
ご了承ください。