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第91回「ほほえみ交流カフェ」が開催されました

2022.08.01荏田南地区

6月7日、第91回「ほほえみ交流カフェ」が開催されました。
参加 シニア:17名
都筑区社協:1名
葛が谷ケアプラザ:2名
葛が谷薬局:3名
スタッフ:9名
計:32名

「コロナもそろそろ収まってくる『コロナ』のか」
代表の微苦笑を誘う洒落で会はスタート。

挨拶に立ったスタッフから
・山梨県のキャンプ村での女児行方不明事件の痛ましい結果を受けて、見過ごされがちではあるが、全国で毎年千人を超す子供が行方不明になっている現実
・厚労省の人口動態調査1~3月速報によると、この間の死亡者が例年より1割ほど増加しており、それはコロナ以外が原因のものが大半で、行動制限による体力の衰えや持病悪化が影響している可能性があること
少し重い雰囲気の話題が続きましたが、イケメン実習生さんが参加した葛が谷薬局さんからは、オンライン診療に関するパンフレット配布の紹介。
そして区社協からは、新社会人女性職員が初参加し、若さをお裾分けしてもらい、気分も晴れやかになりました。

そしてケアプラザ、原看護師の講話の始まりです。
先月のカフェで鑑賞した、市制作の短編映画の主題「もしも手帳」について、参加者に聞いたところ、既に書いたことがある方が数名、さらに詳細版の「エンディングノート」も作っておられる方も複数名おられ、皆さんの関心の高さがうかがえることを再認識したうえで、「自分は癌になっても生きられる」と思うかという問い掛けに、「そう思う」と手を挙げた方が沢山おられました。
医療の進歩のお陰で、癌も昔のような「不治の病」という意識は薄れてきたようです。
そうなると、気になるのは「長い人生を終えるに当たっての自身意思決定」です。
講師自身が親御さんご本人の意思を確認できない状態での看取り経験もあり、「エンディングノート」或いは簡易版「もしも手帳」で臓器提供や緩和ケア、延命治療などに関する自身の意思を明らかにしておくことの意義についてお話をいただき、参加者夫々が改めて自身の今後について、考える機会となりました。

続いて、参加者リーダーによる「ほほえみお喋りコーナー」では、最近ご自身が経験されたお身内の「リハビリ入所」をとおして、「サポートしてくれる人がいることの大切さ」を感じたことの紹介をいただきました。

参加のお一人からは、明朗活発だった長年のテニス友達と久しぶりに再会したところ、2年間のコロナ禍生活で、すっかり心身ともに衰えたのを見て驚いたこと。
そしてなにより驚いたのは、数日間のテニス合宿で過ごすうちに、昔の元気さを取り戻したこと。 やはり人間には刺激が必要なんですね。
別の参加者からは、「人生100年時代」というが、何も努力しないで100年元気に生きるというのはムシが良すぎる。
自分は30年来毎日ウォーキングしながら、道すがら慣れ親しんだ樹木に語りかけ、樹木から「癒し」の雰囲気を貰っていると。
「樹木と友人のように語りあう」、 その感覚、素敵じゃないですか。
また、最近通い始めたデイサービスで「人との交流」が長生きには欠かせないと実感したと仰るかたも。
皆さん夫々、手段や方法は異なりますが、健康で長生きへの意識が高いことを感じます。

お喋りが終わり、ヨガ体操です。 リーダーの指導下、手首、首から脇、そして足首、肩回り・肩甲骨の動きを滑らかにしました。
最後はふくらはぎ、ハムストリングといった、大きな筋肉を伸ばしてスッキリしました。

曇り空から小雨がパラつき始める中、いつものように「ふれあい丘の街」を合唱してお開きとなりました。

次回は7月5日、セミナーは人見訪問看護リハビリステーションさんによる「腰痛」のお話です。